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24歳のとき、徴用されて日本に行ったまま戻らない夫を探しに
チョン・オルスンさん
(女性 82歳)
足跡:慶尚南道→愛知→大阪→新潟→川崎
 
《結婚して1ヵ月後、夫が徴用されて》
 戦争が終わり、帰ってくると思ったが、帰ってこない。まだ若かったから、帰ってくると思っていたが、帰ってこない。死んだかもしれないと思った。離婚したり再婚したりする女は、村八分になる。そしたら甥っ子が日本から帰ってきて、住所をもってきた。姑が、私を日本に探しに行かせた。プサンから下関へでて、電報して迎えに来てもらった。顔も忘れていた。
 
<音声データなし>
 
 語り手の方々のことばです:
戦争っていうの、もうこりごりだ!
時代の流れ
看護婦の勉強をしながら...
タミコちゃんが生きていたら会いたい
「女は勉強しちゃいけない」って、不思議でしょ
勉強家だった夫の思い出
戦争になる前の小学校で
慣れない日本での暮らしと...
皇国臣民化教育
結婚して1ヵ月後、夫が徴用されて
炭鉱労働の傷あと
夫がハンサムだから苦労が目に見えてた
戦争中、子供を連れて逃げた
解放後、浮いたまんまになった
みそ・しょうゆ作り
字が読めないから人を信じなきゃ仕方ない
九州に徴用された夫について来日
川崎より住みやすいところはない
募集に応じて日本へ
歌うどころじゃなかった
親同士で結婚を決められちゃって泣いたよ〜
年がいって、韓国人が恋しくなる
徴用されないよう、十四歳で結婚した
嫁に来たとき、言葉もわかんないし、何も知らなかった
いま考えれば人間じゃなかった
赤紙が来た
植民地になったのを、忘れはしないけど許すことはできる
日本の戦争、朝鮮動乱。私は本当、戦争犠牲者。
泣いたよ、イルボン行くときは
日本にあこがれていた
キムチは買ったことがない
朝鮮人を犯人扱いするとは何ごとか!