hist009
集団就職の募集に応じて(16歳)
キム・ムンソンさん
(女性 81歳)
足跡:
韓国慶尚南道釜山→静岡→川崎

〈田舎の生活を免れるために渡日を望む〉
 うちは百姓だったから、畑行って草とったりやってたのですよ。熱いときとか大変でね。「こんな仕事嫌だよ。日本に行きたいよ。」と言っていました(笑)。募集があったときに「行くんだ。行くんだ。」って行ってね。それで試験に通ったのです。そのとき、韓国から260人くらい来たのですよ。プサンからね。(ところが)はじめはがっかりしたのですよ。どんなところかなぁと思って、会社につれられて、入ったらもうねぇ、麻でもってやってるからね。麻をふかして、乾かして、会社に来るのですよ。

〈朝鮮半島の料理法〉
 山へ行けば。あの、棘がいっぱいある。何て言ったかな? ウンゲだ。ウンゲナム。あれも若いときに取ってね、茹でて。4月か5月に食べるの。茹でてね、冷やかして、苦味を取ってね、味噌入れたり醤油入れたりゴマ入れたりするの。
<音声データなし> 
 
 語り手の方々のことばです:
■ 戦争っていうの、もうこりごりだ!
■ 時代の流れ
■ 看護婦の勉強をしながら...
■ タミコちゃんが生きていたら会いたい
■ 「女は勉強しちゃいけない」って、不思議でしょ
■ 勉強家だった夫の思い出
■ 戦争になる前の小学校で
■ 慣れない日本での暮らしと...
■ 皇国臣民化教育
■ 結婚して1ヵ月後、夫が徴用されて
■ 炭鉱労働の傷あと
■ 夫がハンサムだから苦労が目に見えてた
■ 戦争中、子供を連れて逃げた
■ 解放後、浮いたまんまになった
■ みそ・しょうゆ作り
■ 字が読めないから人を信じなきゃ仕方ない
■ 九州に徴用された夫について来日
■ 川崎より住みやすいところはない
■ 募集に応じて日本へ
■ 歌うどころじゃなかった
■ 親同士で結婚を決められちゃって泣いたよ〜
■ 年がいって、韓国人が恋しくなる
■ 徴用されないよう、十四歳で結婚した
■ 嫁に来たとき、言葉もわかんないし、何も知らなかった
■ いま考えれば人間じゃなかった
■ 赤紙が来た
■ 植民地になったのを、忘れはしないけど許すことはできる
■ 日本の戦争、朝鮮動乱。私は本当、戦争犠牲者。
■ 泣いたよ、イルボン行くときは
■ 日本にあこがれていた
■ キムチは買ったことがない
■ 朝鮮人を犯人扱いするとは何ごとか!