鈴木宏子 / ウリハッキョ共同学習者
*普段、ウリハッキョで共に学んでいる方から、今回ゆっくりお話を聞かせていただき、その生活の重さに言葉を失ってしまった。彼女は、年齢が私より、1歳上。同じ時代を生きてきたことになるが、私がのほほんと暮らしていた陰に、こんな人々がいたことに想いを至らせていなかった自分を恥ずかしく思うばかりであった。
*彼女は、日本で生まれ、終戦で韓国にかえり、40年後に再び日本に来て、20年を過ごした人。在日一世の側面とニューカマーの側面をもっている。
今回、時間をかけて聞かせていただいた中に、再渡日のハッキリした理由やそれからの生活の様子は含まれていない。彼女は、その部分はそれまでよりも一層厳しかったようで語りたくないという。
戦後、日本に来た人の抱える問題は、在日一世たちのようにどちらかというと画一的ではなく、個別的で、複雑であるとあらためて感じた。
彼女らは、少しでも自らの重荷を解き放ちたいと、トラヂ会やウリハッキョに通ってきているはず。そのことにしかっり向き合うために、彼女らの国・韓国の戦後の歴史を日本との関係の中でしっかり、学び、彼女らの背景を考えつつ対していかなければならないとつくづく思った。
*戦後派のハルモニ(?)たちの聞き書きをできる人から始める機はじゅくしつつあると、今回、あらためて、感じた。 |
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