白鳥優子 / 大学院生 / お世話になりました。
このような機会を与えていただきありがたく思っています。すごく貴重なお話をきくことができました。しかしながら、それはご本人にとっては現実であり、今ではもう全く考えられない話だなどとはまとめたくありません。こうした問題は、現在にも引き続いて起きていると思います。
もちろんその矛先は変化してきていますし、現在ではあからさまな偏見などはなくなったように思います。しかしあからさまでなければ、日本の利益のために他の国の人々が犠牲になってよいということはないと思います。言葉と言う形でまとめてしまうことにも、うわべだけの判断をするという点では、もしかしたらよくないことなのかもしれません。差別禁止と言うことは容易いことです。
私はそこから実際に、なにができるかが大事なのだと思います。本当はあえて「多文化共生」などと言わない社会が、多文化の成立した社会でしょう。私たちは多文化共生と叫ぶことで問題点を隠そうとしているのかもしれません。
この聞き書きに参加して、草の根的運動から始めることは非常に重要だと思いました。様々な人が、過去を振り返り、そして現在を見つめて問題を話し合う場があることで、その状況に即した解決策が生まれてくると思いました。
今回は、ふれあい館の皆さん、ボランティアやお仕事をされている方々、そして高齢者の方々にお会いできて新たな視点を見つけることができました。ありがとうございました。 |
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